デザイナーの取扱説明書
こんにちは、デザイナーの石田です。
また記事を書かせて頂く事となりました。拙い文章ではございますが、何かのお役に立てれば幸いです。
今回は「デザイナーの取扱説明書」なる記事を書かせていただきました。適切な扱いをすると長生きする生き物…それがデザイナー…。
そんな「デザインというものを仕事にしている人」との接し方についてお話できればと思います。
目次
そもそもデザイナーとは
デザイナー(英語:designer)とは視覚領域において意匠計画や図案、設計を手掛ける人のこと。
詳しくはこちら(Wikipedia)
デザイナーへは期限を明確に伝えてあげてください。
理由→デザイナーの思う「その日中」は23時59分59秒
ディレさん「◯月◯日に初稿だししたいので、制作をお願い致します」
デザイナ「はーい!」
〜◯月◯日 13時00分〜
ディレさん「進捗どうでしょうか?」
デザイナ「今やってます」
ディレさん「(夕方には出したいな…)」
〜◯月◯日 17時00分〜
ディレさん「進捗どうでしょうか…」
デザイナ「あと少し微調整してますw」
ディレさん「(先方の就業時間内に出せればいいか…)」
〜◯月◯日 23時00分〜
ディレさん「進捗どうですか!?」
デザイナ「あ^^今出来ました^^確認お願いします^^」
ディレさん「」
「クライアント様の営業時間内に」などを伝えないと、ディレクターさん自身がド深夜対応を強いられる可能性大なので、しっかり期日を伝えてあげてください。
先祖返り、急な要件変更等が多すぎないようまとめてあげてください。
理由→要望に対してどうやったらより良く見えるのか、を考えながら対応しているので先祖帰りを繰り返されたり、細かい修正が入り過ぎると、ごちゃごちゃのまとめきれないものが出来上がってしまう可能性大だから。
デザイナ「10回めの修正終わりました…」
ディレさん「ありがとうございます!これで大丈夫だと思います!」
ディレさん「やっぱり最初の案で行くことになりました!」
デザイナ「」
難しいかもしれませんが、先祖帰りだけは避けてあげたほうがクライアント様、ディレクターさん、デザイナーのみならず後に控えるエンジニアさんからデバッガーさんたちにも優しい世界が作れると思います。
クライアント様からのメールをそのままデザイナーに転送しないてください。
理由→デザイナーは要件整理の達人ではないから。
ディレさん「さっきクライアント様とやり取りしたメールを転送したから、読んで汲み取っといて。ワイヤーはどこかのメールに添付してあるから」
デザイナ「えっ!(あの30通以上やり取りしてるメールから読み取れと…!?)」
クライアント様との意見をすりあわせ、まとめたものをデザイナーに送って頂いたほうが、クライアント様からの要望を難なく表現できると思います。
デザイナーにロボットを求めないでください。
理由→自分をデザイナーだと思っている人は、より良い表現をすることが仕事だと思っているので、指示通りに動かせることはほとんど出来ないから。
クライアント様「☆の形はこれで、大きさはXpx。位置はココで右からXpx位の位置に配置…」
デザイナ「無理!」
クライアント様の脳と直結している訳ではないので、再現が難しいです。ある程度はデザイナーにお任せいただいた方がうまくいくかなと思います。
デザイナーは何でも屋さんではないのでお気をつけ下さい。
理由→分野ごとに専門が分かれているから。
ディレさん「ココに絵を配置したいらしい」
デザイナ「わかりました。絵素材はいついただけますか?」
ディレさん「これくらいデザイナーなんだから描けるでしょ?」
デザイナ「無理です!」
デザイナーと言っても、キャラクターデザイナー・WEBデザイナー・DTPデザイナー・3DCGデザイナー…etc…たくさんデザインの分野があります。よくあるのが「デザイナーだから絵が描ける」という伝説。これは伝説です!夢まぼろしでございます。そういう人もいるよ、程度にお考えください。
各専門分野に分かれているので、「デザイナーだから出来るでしょ?」は禁句中の禁句でございますのでご注意ください…。
最後に
以上がデザイナーの取扱説明書です。
主にディレクターさん向けという感じでしょうか…。
上記は一例であって、限ることではありません。
ディレクターさんのように対外セッションが得意なデザイナーもいればそうでない方がいるように、十人十色でございます。
どうぞ皆様、デザイナーという生き物と、楽しいお仕事ライフを過ごしていただけますと幸いですmm
ありがとうございました。