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ハンズオンに参加して気がついたイベントを円滑にするための3つのこと

更新日 2019.9.3
ハンズオンに参加して気がついたイベントを円滑にするための3つのこと

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初めまして。開発2グループでインフラ系業務をしている宮部です。
2018年3月1日(木)にレッドハット株式会社主催の「Ansible もくもく会 (第1回)〜Ansible Towerを触ってみよう!〜」へ参加してきました。
ハンズオンするための事前準備が徹底されており、学びたいことに集中できたので、そのときに大事だと思ったこと3つをまとめました。

## 1.環境構築時間の短縮
以前、社内で脆弱性検査ツールのOWASP ZAPのハンズオンを実施したことがありましたが、インストールで躓いた人が途中離脱してしまい、本来やりたかった検査が出来ないということがあったので、環境構築をいかに楽にするかは重要だと考えています。

今回のハンズオンでは、開始前にssh接続するためのIPアドレスとユーザー名、パスワードが書かれた用紙が配られました。
ssh接続先には、既にハンズオンを進めるためのAnsibleがインストールされ、lightbulbと呼ばれるAnsibleの教材がダウンロードされていました。そのため、実行環境の構築に時間を掛ける必要はなく、すぐに教材に沿って学習を進められ、 ハンズオンに参加した目的である「Ansibleの使い方」を学んだり、「Ansible Towerに触れる」ことに専念することが出来ました。

## 2.メンターの多さ
ハンズオン会場には、6名もレッドハットの社員が会場の後ろで待機してくれていました。
そのため、「質問したいけど、他の参加者が質問していて聞くことができない。」という状況や「自分ばかり質問してしまって申し訳ない。」と思うことがなく、考えても中々わからないことはメンターに聞くことで教材をスイスイ進めることが出来ました。
また、それぞれのメンターの得意不得意な部分をメンター同士で補うことも出来るので、質問者が聞きたかったことに対してより正確に答えることが出来ます。

実際に、会場でも「この質問内容だったら〇〇さんが詳しいから呼んできます。」ということがありました。
教える側のメンターも他のメンターから学ぶことができるので、参加者だけでなくメンターもスキルアップでき一石二鳥だと感じました。

## 3.コミュニケーションツールの活用
弊社では、業務でAnsibleを使用している人が自分が知る限り、3人しかいません。 そういう状況なので、Ansibleを普段から使っていたり、興味がある人が集まる機会は「他社での使用例」や「他のツールとの比較」について聞ける良い機会でした。
しかし、もくもくと作業している参加者に対して話しかけるのは中々勇気が入ります。

だから、Ansibleのハンズオン会場で、コミュニケーションツールに「Slack」を活用していたのは良い方法だと思いました。 Slackではレッドハットの方が参加者の躓きやすそうな所に対して「こういう時はこういう風にすると良いよ」や「ここのページで便利なモジュールを提供しています。」などのアドバイスや参加者が「Ansible Towerを初めて触りましたが、視覚的なわかりやすさが良いですね」などの感想が書き込まれていました。 自分とはまた違った視点での使用例や感想を聞けるのは、自分の視野を広げる良い機会でした。

## まとめ
以上、イベントに参加して、ハンズオンで大事だと思った点3つを紹介しました。

1.環境構築時間の短縮
2.メンターの多さ
3.コミュニケーションツールの活用

自分がハンズオンを主催するような立場になったら、参加者が目的のことをスムーズに行えるようなイベント作りを心掛けていきたいです。
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