Figmaデザインエージェントとは?使い方や料金を徹底解説!

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デザインツールを提供している『Figma』が2026年5月に新たなAIエージェント『Figmaデザインエージェント』をリリースしました。
『Figmaデザインエージェント』は、『Figma Design』上で操作ができるAIエージェントです。新たなデザインやUIの生成のみならず、一括編集やデザインシステムの検索、反映などさまざまな作業をアシスタントとして行ってくれます。
『Figma Design』での作業を効率化してくれるAIツールなので、『Figma Design』を使っている方はぜひチェックしてください。
本記事では、『Figmaデザインエージェント』について、使い方や機能の特徴、料金について解説していきます。
目次
『Figmaデザインエージェント』とは?
『Figmaデザインエージェント』とは、『Figma Design』のキャンバス上で動かせるAIエージェントのことです。
ユーザーが実際に操作するファイル上で動かせるAIエージェントのため、チームメンバーの一人のようにAIに作業してもらうことができます。既存のファイル内で作業するため、生成されたUIやデザインの読み込みやツールへの変換がなくとも、『Figma』で編集できるという点が大きな特徴といえます。
また、『Figma』にデザインシステムを格納しておけば、読み込んだ上で作業してくれるため、既存のデザインシステムとの一貫性を保ちながらAIに生成・編集してもらえることも既存の『Figma AI』と異なる点といえるでしょう。
『Figma Make』との違い
『Figma』には、2025年にリリースされたAIツールである『Figma Make』もあります。
『Figma Make』は、プロンプト(自然言語による指示)からデザインやアプリを生成できるAIツールです。デザインだけではなくコードも生成できるため、動作をともなうアプリやプロトタイプも生成できるのが特徴です。
『Figma Make』は、『Figma』が提供する独立したAIツールである一方、『Figmaデザインエージェント』は、『Figma Design』内で使用できるAIエージェントという違いがあります。
『Figmaデザインエージェント』はベータ版の提供(2026年8月現在)
公式サイトでは、『Figmaデザインエージェント』は2026年5月から数週間にわたってベータ版を提供するとしており、2026年8月現在、ベータ版となっています。
出典:https://www.figma.com/ja-jp/blog/the-figma-agent-is-here/
エージェントは、プロフェッショナル、組織、エンタープライズプランのフルシートユーザー向けに利用可能になります。コラボとDevシートはドラフトでエージェントを使用できます。
なお、ベータ版の早期アクセスは現在終了しているため、2026年5月から数週間の間にアクセスできた方以外は現在使用することはできません。
ベータ版のエージェントはフルシートの権限を持っている人のみが、ファイルの編集に活用できます。コラボとDevシートはドラフトファイルのみで使用でき、実際のファイルの編集に活用することはできません。また、スターター、エデュケーション、および政府プランでは使用することができません。
出典:https://www.figma.com/join-waitlist/?lang=ja-jp
https://help.figma.com/hc/en-us/articles/37998629035799-Work-with-the-Figma-agent-in-design-files
ベータ版ではAIの使用時にクレジットは消費されず、一般ユーザー向けに提供される際には適用されます。
『Figmaデザインエージェント』の機能
ここからは『Figmaデザインエージェント』の機能について紹介します。機能は以下の5点です。
- 新たなUIやデザインの作成
- レイアウトやコンポーネントの編集
- デザインシステムの検索と反映
- 一括編集
- フィードバックやコメントの整理
新たなUIやデザインの作成
『Figmaデザインエージェント』は、プロンプトから新たなUIやデザインの作成ができます。
複数パターンの生成を依頼することができるため、例えば「LPのデザインイメージをモダン、スタイリッシュ、ナチュラルのパターンで生成して」などという指示でUIのアイデアを比較するのもよいでしょう。
『Figmaデザインエージェント』で、UIを作り込むこともできますし、自分たちだけでは生み出せないアイデアをもらうこともできます。
レイアウトやコンポーネントの編集
レイアウトやコンポーネントを、プロンプトによる指示で編集させることも可能です。
『Figmaデザインエージェント』によって生成されたデザインのみならず、自分で作ったデザインの編集を依頼することもできます。また、『Figma Make』で生成したデザインを『Figma Design』上で展開して、『Figmaデザインエージェント』とともにデザインを磨き込むといった使い方ができるのも特徴の一つといえるでしょう。
デザインシステムの検索と反映
『Figma Design』のライブラリに格納されているデザインシステムから、コンポーネントなどの検索や反映もAgentに作業させることができます。これは、新たにUIやデザインを生成するタイミングだけではなく、すでに作成されているUIやデザインに対して、デザインシステムを反映させた編集も可能です。
また、メンション機能(「@」で指定)を活用すれば、デザインシステム内の特定のコンポーネントやスタイルを指定して反映させることもできます。『Figmaデザインエージェント』を新たなUI・デザイン作成に使用するだけではなく、アシスタントのように雑務や細かい編集を依頼できるのも特徴の一つです。
一括編集
『Figmaデザインエージェント』には、ファイル上のデザインを一括編集する機能もあります。
コンポーネントのフォント、色などの一括変更やデザイン内のコンポーネントの一括差し替えなど活用の幅は広いです。今まで、デザイナーが一件ずつ行っていた作業をAIに一括で作業させられるようになります。
フィードバックやコメントの整理
『Figma』のファイルに寄せられたフィードバックやコメントを整理して、そのフィードバックを活用するためのプランまで提案してくれます。
UIやデザインを作成する際には、さまざまなメンバーからフィードバックやコメントが寄せられるでしょう。一つ一つを整理して改善案を策定するのは、デザイナーにとって時間のかかる作業の一つです。その整理や修正プランの整理をアシスタントのように作業してくれるということです。
『Figmaデザインエージェント』の特徴
『Figmaデザインエージェント』には、『Figma Design』でデザイナーがスムーズに作業できるような特徴があります。
ここからは、『Figmaデザインエージェント』の特徴を紹介していきます。『Figmaデザインエージェント』の特徴は以下の2点です。
- 既存のデザインファイルで使用できる
- バックグラウンドでも作業してくれる
既存のデザインファイルで使用できる
『Figma Make』やその他のUI・デザイン作成のAIツールは独立しているものが多く、それをデザイナーが編集するには、『Figma』などのデザインツールにファイルを展開するという手間がかかります。
『Figmaデザインエージェント』は、既存のデザインファイルで使用できるため、生成したUIやデザインをそのままデザイナーが編集することができます。ファイルの変換や展開の手間がなくなり、より効率的にAIとデザイナーのやり取りを進められます。
また、『Figma Design』上にある他のデザインやデザインシステム上のコンポーネントや設定を参照できるため、既存のデザインとの一貫性を保つことを簡単にできるのも特徴です。
バックグラウンドでも作業してくれる
『Figmaデザインエージェント』は、バックグラウンドで作業してくれます。そのため、AIによるデザインの生成を待ってから次の作業に移るというような時間の空きがなくなります。
例えば、『Figmaデザインエージェント』に、Aのデザインの修正をさせている間にデザイナーはBのデザインの作業を進めるということも可能です。
『Figmaデザインエージェント』の料金プラン
『Figmaデザインエージェント』は、先述したようにベータ版の提供となっており、現在はAIクレジットを必要としません。
一般提供時にはAIクレジットの消費を適用するとしているため、使用時にAIクレジットが必要となります。『Figmaデザインエージェント』は単体で料金プランがあるわけではなく、『Figma』の料金プランに準じて与えられるAIクレジットを消費することで使用できるということです。
『Figmaデザインエージェント』の注意点
ここからは『Figmaデザインエージェント』の注意点を解説します。注意点が以下2つです。
- 『Figma MCPサーバー』を利用しないとコードと同期できない
- 既存のファイルの読み込みはできない
『Figma MCPサーバー』を利用しないとコードと同期できない
『Figma Design Agent』が扱うのはキャンバス上のデザインであり、コードそのものは生成しません。デザインとコードを行き来させたい場合は、別途『Figma MCPサーバー』を利用する必要があります。
『Figma MCPサーバー』を設定すれば、コードから『Figma Design』のキャンバスへ、またキャンバスからコードへと双方向に連携できます。例えば、Claude Codeで実装したUIをキャプチャして『Figma Design』の編集可能なフレームに変換したり、逆にFigmaフレームのリンクとプロンプトを渡してコーディング環境で実装を進めたりできます。対応するツールはFigmaのMCPカタログで公開されています。
つまり、『Figma Design Agent』だけでデザインからコードまで一貫して扱うことはできず、コード連携には『Figma MCPサーバー』の準備が前提となる点に注意が必要です。
出典:https://www.figma.com/blog/introducing-claude-code-to-figma/
https://www.figma.com/blog/introducing-figma-mcp-server/
https://www.figma.com/mcp-catalog/
https://www.figma.com/blog/bringing-figma-make-to-the-canvas/
既存のファイルの読み込みはできない
『Figmaデザインエージェント』は、PDFや画像ファイルを直接読み込ませることはできません。
そのため、画像などを読み込ませて生成に生かしたい場合は、一度『Figma』上に画像などを展開してから、プロンプトで読み込ませるという手順を踏む必要があります。
まとめ
本記事では『Figmaデザインエージェント』の魅力や活用法について解説してきました。
単にデザインを自動生成するだけでなく、デザイナーの「良き相棒」としてアイデアの幅を広げてくれる、非常に頼もしいツールです。
「自社でも試してみたい」と感じていただけたのではないでしょうか。一方で、「実際に現場で使いこなせるだろうか」「導入にあたってどんな準備が必要なのか」と不安を感じる方も多いかもしれません。AIツールは非常に強力ですが、活用方針や運用体制が整っていないと、期待した効果を得にくいのも事実です。
ニジボックスでは、そうしたAI導入の壁を乗り越え、現場でしっかり成果を出すための伴走サポートを行っています。
社内へのAI導入をご検討中の方は、まずは下記よりお気軽に資料をダウンロードしてみてください。
監修者
丸山 潤
コンサルティング会社でのUI開発経験を持つ技術者としてキャリアをスタート。リクルートホールディングス入社後、インキュベーション部門のUX組織と、グループ企業ニジボックスのデザイン部門を牽引。ニジボックスではPDMを経てデザインファーム事業を創設、事業部長に就任。その後執行役員として新しいUXソリューション開発を推進。2023年に退任。現在TRTL Venturesでインド投資・アジアのユニコーン企業の日本進出支援、その他新規事業・DX・UX・経営などの顧問や投資家として活動中。
