弁護士ドットコムと合同勉強会を開催しました
こんにちはみなさん 開発室の@niisan-tokyoです。
弁護士ドットコム ( 敬称略 ) と弊社ニジボックスで共同で勉強会を開きました。 私の方で起案して、準備から開催までを行いましたので、 せっかくだから、その様子だけでなく経緯及び反省点などについても報告していきたいと思います。
目次
勉強会の様子
経緯とか反省点とかは後回しで、とにかく開催時の様子を見ていきましょう。
勉強会の流れ
今回の勉強会は弁護士ドットコム側から10人 ( 内4人が発表者 ) も参加いただき、弊社からも9~10人ほどが入れ替わりつつ参加しました。
勉強会はまず互いのエンジニアのトップが25分( + 質疑5分 )程度の講演を行い、次いで弁護士ドットコムと弊社のエンジニアが交互にLTを行いました。
後述する理由から、LTとはいっても発表と質疑含めて10分程度を見込んでいました。
結果としては時間がオーバーしてしまったので、2人ほどが懇親会中に発表することになりました。
懇親会にはピザとビールを用意して、お互いにざっくばらんな話をしました。 苦労話もあればブロックチェーンの話もあったり、かと思えばDDoSの話が出たりと、それほど広い室内ではなかったにも関わらず、様々な話が飛び交っていたように思います。
懇親会中に勉強会パートで発表できなかった方が発表したわけですが、そちらもいい感じに盛り上がりましたね。
お酒も入って舌がなめらかになったのか、発表後の質疑も白熱していました。
個人的な所感
今回の勉強会は2社間の合同勉強会ですので、公開したものではなかったわけですが、おかげで両社が持つサービスや事業の深いところについて、話をすることができたかなと思います。 特に、サービスや事業を支えている技術の良い点だけでなく、課題となっている点や、それをどう解決していこうとしているかなどは、とても参考になります。 また、普段はカンファレンスなどでは発表しないけれど、非常に深い知見を持った方も発表したり、懇親会でお話を聞くことができたりしたので、色々ありましたが開催してよかったなぁと思います。
経緯と流れ
ここから先は今回合同勉強会を開く際に、どのような経緯があったのかについて、まとめていきます。 今後、他社と勉強会を開きたいなという方の参考になればと思います。
動機
弁護士ドットコムには、もともと前職の同僚が就職しており、たまの呑みのときなどにどういうところかという話を聞いてはいました。 PHPカンファレンス関西に弁護士ドットコムの社員の方が来ていて、一緒にランチに行ったり、東京でのカンファレンスではブースで話を聞くこともありました。
そういう中で、事業領域が違う部分もあればサービス運用という面ではある程度マッチする面もあるのではと思い、弁護士ドットコムと勉強会ができたらいいなぁと考えるに至りました。
交渉と起案
ある勉強会で弁護士ドットコムのCTOの方と話ができましたので、その場で「合同で勉強会したいな」と言ったところ快諾いただけました。 なので、その事実をもって「弁護士ドットコムと合同勉強会したいです!」という趣旨の起案をしたところ、あっさり通してもらえました。 起案通してもらっただけでなく、部屋取りの相談や軽食の用意の段取りなどで、人事や室長などから幅広いサポートがもらえたので、先方との調整に注力できたのは大きかったかと思います。
ランチミーティング
メッセンジャーを使って弁護士ドットコム側と調整していたのですが、やはり一度対面で骨子を決めておこうということになり、築地でランチミーティングをしました。 ミーティングではテーマや発表の方式、会場の下見などを行いました。 この際に、こちら側からは、テーマとして「サービス・事業を支える技術」でいきたいと提案し、弁護士ドットコム側からは、「LTなどの発表では質疑を重視したい」という提案が出て、勉強会の具体的な形が見えてきました。
そのご、メッセンジャーで日取りの調整などを行いました。
開催
開催日はとにかく忙しかったです。 懇親会に出す食事としてピザとビールを注文したり、会場で足りない椅子を搬入したり、それでも足りなかった場合に備えてゴザを用意したり ( 使わなかったけど )、喫煙所の案内や夜間出入りの案内、wifiの準備などを行いました。 特に wifi の準備は開催直前に気づいて、大急ぎで用意してもらいました。開催した瞬間に wifi のことを聞かれたので、危ないところでした。
開催開始してからも、飲食の受け取りおよび支払いなどについては経営企画室の方にサポートしてもらったり、懇親会の準備などは弊社の社員のみならず、弁護士ドットコムの方にも少し手伝ってもらったりして、そういった助けもあって無事に勉強会を運営できたかと思います。
反省点
初めての勉強会ということで、良い経験になりましたが、問題点がなかったわけではないので、今後の参考のために、考慮すべき点・改善すべき点を書いていきます。 企業間勉強会にスポットを当てているので、コミュニティの勉強会とかには役に立たないかもしれませんが。
事前の調整はミーティングとメッセンジャーをうまく使い分けるべし
メッセンジャーでのやり取りは、記録が残る一方でレスポンスにかかる時間が不安定であるという問題があり、ややもすれば調整が長期化する可能性があります。 可能であれば対面でのミーティングを一度開き、勉強会の概要を固めておいて、日程調整などの微細な調整をメッセンジャーやチャットで行うのが良いかと思いました。
会場は少なくとも開始15分前から確保しておくべし
開催日時ぴったりに会場を確保してしまったので、弁護士ドットコムの方々が10分くらい前に来てくれたにも関わらず、会場の前でおまたせしてしまうということをやらかしました。 よく考えれば、コミュニティの勉強会でも、大体の場合は開場時間が設定されていますね。 何時から開場しますというのを明確にするのが大事ですね。
飲食物は前日に頼んでおくと吉
ピザとビールは当日に注文したのですが、飲み物の方は冷やしておくオプションがあって、それは前日までだったわけです。 少なくとも飲み物系は前日に頼んだほうが良いでしょう。
wifi 超重要
開催したとき弁護士ドットコム側からはじめに出た言葉が、「wifiはあります?」でした。 当日、事前に気づいて室長に用意してもらっていたので、ゲスト用のwifiを提示することができましたが、これに気づいていなかったらと思うと恐ろしいですね。
勉強会では、発表中に気になったワードを検索したり、これなかった人のためにチャットで状況を流したりすることもあるので、wifi の準備は半ば必須です。
タイムテーブルは余裕を持つべし
基本的に勉強会中の段取りが時間通りに行くことはなく、大体の場合は時間が伸びます。 タイムテーブルを組む際は、これを考慮し、休憩時間を長めにとってバッファにするなどの対策をしてくと良いと思います。 特に、企業間勉強会なので、厳格にタイムテーブルを守るよりも、議論がしっかり行われる方を優先したほうが良いので、柔軟なタイムテーブルを組んでおくと良いかと思います
企業間勉強会チェックリスト
という諸々をチェックリストみたいにしたので、使えそうだったら使っていただけるとありがたいです。 弊社だと、起案とか費用の手続きとかは、あまりにもおかしなものでない限りは通してくれるし、サポートもしてくれるのですが、他の会社だとどうかはわからないです。 個人的な感覚では、「やりたい!」と声を上げればやらしてくれるところも多くなってきているのではとは思います。
勉強会決定前
- 会社に起案する
- 対面ミーティングで勉強会の骨子を決める
- 会場の広さを把握し、お互いに参加できる人数を把握する
- 日程をメッセンジャーなどで決める
開催日決定後
- 会場を勉強会開催日時に15分程度の余裕をもって確保する
- タイムテーブルを先方に提案する
- 勉強会開催で発生する費用の申請を会社に出す
- 前日までに飲食品の注文を済ませておく
- wifiの準備をしておく
- 喫煙所の位置や夜間出入りの注意点がある場合は開催時に共有できるようにしておく
まとめ
というわけで、弁護士ドットコムとの合同勉強会について、その様子と経緯・反省点を書きました。 勉強会を開くって、予想以上に大変だとは思いましたが、それに相応の知見を得られたのではないかと思います。
現在、コミュニティが運営するような勉強会やカンファレンスはある程度成熟してきているのではないかと思いますが、 企業間勉強会というのは普段コミュニティに出てこないような隠れた達人が来たりするので、普段とは違った知見を得られることがあります。 これからも、今回のような企業間の勉強会を開催していけたらと考えています。
今回はこんなところです。