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Google Web Designer ベータ版を使ってみた

更新日 2019.10.24
Google Web Designer ベータ版を使ってみた

GWD
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初めまして。5月に入社したデザイナーのヤマダです。  
ペーペーデザイナーですが、いつかわくわく動くサイトを作りたいという思いでイージングを勉強中です。  
そんな訳で手始めに、Google Web Designerを使って何か動かしてみようと思います!  

#Google Web Designerとは
各種グラフィックツールとタイムラインでアニメーションを作成すると、プラットフォームを問わず動く HTML5 / CSS3 / JavaScript を出力してくれるツールだそう…。引用元
つまり、コーディングが苦手な私でもcssとjavascriptでアニメーションが作れるという事!
助かります!  
兎にも角にも、ベータ版は無料なので、とりあえず始めてみようと思います。  
DLはここから

#Google Web Designerの使い方  
まずは新しいファイルを作成。

新しいファイル

  
ここで「あ、これウェブ広告用のそれなんですね」と気づきました。 ここで設定されている寸法ですが、恐らくはGDN〔Google ディスプレイ ネットワーク〕に則っているのですね。

GDN

しかし今回はバナー作成ではないので、【その他HTML】から作ります。  

新しいファイル

##ツールの紹介  
各ツール

①ツール  
絵を描いたり形を形成したりするためのツールです。 
②ステージ  
ここに絵を描いたり形を形成したりします。 
③プロパティ  
数値で細かく調整できます。 
④タイムライン  
アニメの動きを制御します。 

ツールは以下のようなラインナップです。 

ツール詳細

  
因みに今回は特に使いませんが  
【3Dオブジェクト回転ツール】を使うとz軸にも動かせます! 

##何か描いてみよう!
ステージにオブジェクトを配置すると、タイムラインにキーフレームが現れます。

  キーフレーム

  
プラスボタンでキーフレームを増やせます。  
増やした先のキーフレームでオブジェクトを動かすと、

  キーフレーム

もうこれだけで、0.5秒間かけて丸が左から右に動くアニメーションが出来ました。

##ローダーを作ってみよう!  
キーフレーム

このようにオブジェクトが増えると、オブジェクトごとにレイヤーが作られているため、 
タイムラインがクイックモードのままだと扱いづらいです。  
詳細モードに切り替えましょう。 

 キーフレーム

詳細モードに切り替えると  
右クリックで、自由にキーフレームを増やしたりイージングを変えたりできます。  

キーフレーム

イージングをカスタマイズするときは、イージングオプションから設定します。

キーフレーム

また、アニメーションのループを無制限にしておくと動作確認しやすいです。 


できました!

#Google Web Designerの使い道

今回Google Web Designerを使ってみて感じたことは、
イラレやフォトショの代用として使うにはかなり無理があり、
**画像編集には不向き**という事です!
元々が広告制作用なので当然といえば当然ですね。
動きのある広告を作るのにはかなり便利なツールです。
また、Adobe AnimateCCと比べても、
機能が少ない分複雑な動きはつけづらいものの
簡略化されているので個人的にはすっきりしていて**使いやすかったです!**
皆さんも使ってみれば、Googleでもっと広告を出してね!というGoogleさんの思いがひしひしと感じられると思います。
また、Google Web Designerが書き出してくれたcssを熟読するだけでもかなりアニメーションの勉強になります。
しかも、しっかりと使いこなせば、ウェブサイトで3Dやアニメーションを使ってもっとリッチな表現をしたい!といったときにも使えそうな感じではあります!
ただ、書き出されるファイルがわりと重いので、
簡単な動きのアニメーションだったら自分で書いちゃった方がいいと思いますね!  

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