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PyCon JP Reject Conference 2017でトークをしました

更新日 2019.12.10
PyCon JP Reject Conference 2017でトークをしました

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(多分)社内でも珍しいPythonistaである @attakei です。

実は今年のPyCon JPにプロポーザルを出していたのですが、見事に落選してしまいました。 そこで、先日にTECH PLAY SHIBUYAにて開催されたPyCon JP Reject Conference 2017に参加して発表をしてきました。

発表後の帰りにTwitterのタイムラインを改めて見ていましたが、 好意的な反応をいただけてホッとしています。

hubot, rubotyなどといったChatBotフレームワークがシェアを占める中、

「Pythonにもこういったものがあるよ。ところどころPythonらしい仕組みだよ!」

という思いが多少なりとも伝わったのではないでしょうか。

## 当日の様子と感想
TwitterのまとめサイトTogetterにて、 スタッフの方が当日の様子をまとめてくれているので、 合わせて御覧ください。

自分で写真を撮る余裕が全くと言っていいほどなかったので、いくつかツイートを紹介します。


発表中の写真を取っていただきました。感謝しかありません


こちらは、中休みの休憩タイムの様子


メインの発表終了後の懇親会にて飛び込みLTの様子

今年はプロポーザル当選率25%と去年よりだいぶ低くなっており、 リジェクトコンでの発表内容も「フルサイズでも聞いてみたかった」ものがたくさんありました。

トーク終了時に司会の @massa142 さんから全員が「プロポーザルが通らなかった敗因はなんでしょうか?」 という質問を受けていました。

* 機械学習系でかぶってた
* プロポーザルの内容が薄い
* そもそもPython度が少ない
敗因は想像でしかないとは言え、プロポーザルが通るのにはパワーが要りそうです。

なお、聞いた発表の中で個人的に印象に残っているのは、 @iktakahiro さんの 「Python と わたしと Email ヘッダ- 短縮版 -」でした。

メールヘッダーの解釈を標準ライブラリで行っていくという様子は、 Pythonの「battery is included」な点を感じつつ、 日本語や様々なメールソフトとの戦いを知る機会になったと思います。

## 質問に上がったことを、少し振り返ってみました
自分の発表時に、「他のChatBotフレームワークと比較して優位な点はありますか」という趣旨の質問をいただきました。

Pythonで書ける以上の優位性がPythonistaに必要でしょうか

真面目に振り返ると、Errbot自体はフレームワークとしてきちんと作られているため、 内部の挙動自体については特に深い理解を必要とせずに動かすことができます。 このあたりの部分は他のChatBotフレームワークでもだいたい同じなので、 どちらかと言えば「pluginに何をさせたいか」「どんなライブラリと連携させやすいか」が重要になってきます。

名目上の本格導入の理由は「インフラ寄りのオペレーションを少しでもbotで楽したい」が主眼でした。 そして、自社のインフラ関連で使っているツールは殆どがPython製です。

Errbotを使う場合、うまく書かれたコードなら「importするだけ」「コピペするだけ」で、 もともと持っていた機能をそのまま実現できるため、非常に楽になるでしょう。

## おまけのおまけ
当日のスライド用に用意したのに入れ忘れたスクリーンショットを再現しました。 たぶん、自社のErrbotで一番使われている機能です。

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