「再演 ~ PHPCon Dockerコマぶち抜きイベント」に参加してきました
こんにちはみなさん。 @niisan-tokyo です。
PHPカンファレンスはいかがでしたでしょうか?
カンファレンスは楽しいのですが、大規模なイベントなのでスケジュール管理がとても重要になり、結果として講演時間も縛られることになります。
そこで、もっと詳しく時間を気にせずに発表したいという方々が、今回のイベントを設定してくれました。
テーマがPHPカンファレンスの再演で、しかもDockerネタということで、これはもう行くしかないでしょう!
私も、関西で講演した内容を再編集してLT登壇しましたので、それも含めてレポートします。
目次
内容紹介
発表者の順番が、そのままDockerの導入から本番運用までの手順になっているので、運用考えている人には垂涎の構成です。
開発環境をDockerにしてみませんか? by @kunit さん
今や誰もが開発環境をDockerに移しているわけですが、Dockerを導入するにもいろんな経路・手段があります。
- Docker toolbox を使う
- Docker for Mac を使う
- Docker for Windows を使う
- Linux マシンに Dockerをインストールする
今回の発表では上3つを解説しています。
Docker for Mac のボリューム遅い問題が結構印象的でした。 私は、Docker for Mac の運用をミスるとqcow2がブクブク膨れ上がってストレージを圧迫する事態になるので、使わないようにしています。 Docker toolbox 経由で手に入れたdocker machine を使って手動でmachine イメージをアップデートするという状態ですね。
WSL (Windows Subsystem for Linux) が入ったので、windowsならネイティブ状態のDocker使えるんじゃないかって思ってましたが、 今のところはdocker server がうまく動かない模様。
なかなかうまい話ってないもんですね。
DockerでPHPアプリケーションを本番リリースするまで by @hanhan1978 さん
コンテナ開発しているんだったら、当然運用もコンテナにするっていうのが正道ってもんです。というわけで、コンテナで開発したら、イメージをアップしてそのまま運用に乗っけちゃうまでを、デモ形式で実演していました。
私はPHPカンファレンスでも講演を聞いていて、そのときはdocker swarm mode も使っていたのですが、その後、docker がkubernetes をサポートすると言い出したので、泣く泣くswarm mode のデモを削っていました。
個人的にもdocker の swarm mode はコンテナクラスタの入門にはとてもシンプルでわかりやすいものだと思うので、機能を削除するとかはしないでほしいなぁ。
PHPアプリケーションにおけるDockerコンテナ・クラスター戦略 by @_nishigori さん
こちらの資料は公開されていました。 リリースできるようになっただけでは、運用にはなりません。ということで、運用する際に考慮するべき事項をまとめていました。 まさかのECSでしたが、運用中のアプリでもまだ考慮漏れがありそうだったので、聞いていてよかったです。
個人的に面白かったのは、entrypointでキャッシュのwarm upしてみては?というもので、 なるほど、そんな方法があるのねって思いますた。
なお、今回の発表で使われたデモ環境を、LTのときに綺麗サッパリ消し去っているのが、とても面白かったです(小並)
自分の発表
LT兼懇親会において、私も発表させてもらいました。
LTと言っておきながら、時間制限はないようなものだったので、縮小版なのにのんびり発表するという、わけの分からない状態に。。
もう全部コンテナでいいと思うんだ!
コンテナの運用は、はじめは考慮しなければならない事項が多くて、ちょっと躊躇しがちですが、始めてしまえばなんてことないです。自動化の道筋も、慣れれば簡単につけることができます。
というわけで、みなさんもコンテナ導入いかがでしょうか!
懇親会
LTは懇親会中に行われました。懇親会中は、発表者の一人である @hanhan1978 さんから以下のサイトを教えてもらい、有意義なものとなりました。
ENTRYPOINT vs CMD: Back to Basics
docker run した時にctrl + cで終了できるかできないかが、こちらで解説されていたりします。
また、docker swarm の将来を案じたり、コンテナ運用でどのような設定をしているかをいろいろな人に聞いたりしました。 opcacheのlifetime を無限にするって、そりゃそうだよなって思いましたね。
おわりに
というわけで、PHPカンファレンスの再演勉強会に行ってきた報告でした。
なお、弊社ではいつでもエンジニアの募集は行っている状況 です。スタートアップやARなどの最新のトレンドにも踏み込んでいますので、興味を持った方はぜひとも応募してみてはいかがでしょうか。
今回はこんなところです。