【動画あり】Claude Cowork / Claude Code / Chatの違いと使い分けを解説

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昨今、機能追加が話題となっている生成AIツール『Claude』。本記事ではツールの使い方ではなく、ニジボックスのAXコンサルタントである吉川 聡史(株式会社ニジボックス UI UXデザイン統括本部 UX・ディレクション室 室長)がどのように使っているかという「実践論」をお伝えします。
生の運用例を知ることで、よりAIの実務に即した使い方を理解し業務に役立てることが可能です。
吉川が実践している『Claude』の『Chat』・『Claude Cowork』・『Claude Code』の使い方や、『ChatGPT』・『Gemini』との体感的な違い、活用時の疑問に対する回答を解説します。
この記事の要約
- 『Claude』の、『ChatGPT』・『Gemini』との違い
- 単に一問一答で「答える」だけでなく、不足前提条件を質問返ししたり、ローカルファイルやツールと連携して「一緒に作業する」エージェント寄りの体感・UXが得られる点。
- 『Chat』・『Claude Cowork』・『Claude Code』の使い分けと使い方
- 『Chat』: 単発の相談、壁打ち、調べ物、思考整理など普段の出発点として活用。
- 『Claude Cowork』: ローカルフォルダを紐づけ、文脈や過去ログを貯めながらプロジェクト単位で実作業(例:資料作成やブラウザ自動操作)を進める際に活用。
- 『Claude Code』: ターミナルでの作業や自然言語での命令、コマンドを打つ方法を用いて画像一括処理や実装・自動化などの実作業を行う際に活用。
- 機密情報の扱いに関する注意点
- 社内セキュリティルール順守を前提とし、『Claude』に読み込ませるための専用フォルダを作成して参照範囲を限定・分離するなどの安全な環境構築を行う。
- skill活用の方法
- 一度行ったやり取りや作業手順を「このやり取りをスキル化して」と命令してパッケージ化し、トリガー設定や自動実行によってチームの共有資産・ノウハウとして定着させる。
- 顧客体験(CX)と従業員体験(EX)の両面から進めるニジボックスのAI業務活用支援
- 単なる作業の「部分最適(工数削減)」で終わらせず、CX(顧客への提供価値)とEX(従業員の働きやすさ・定着)を起点に業務プロセス(BPR)とプロダクトを再設計し、事業インパクトを生み出す一気通貫支援。
本記事は、株式会社ニジボックス公式YouTubeチャンネルで公開した動画コンテンツ「Claude、実際どう使ってる?— Chat / Cowork / Code 実践使い分け —」の内容に基づいています。動画ではClaudeを実際に動かしているデモも見ることができるので、ぜひあわせてご覧ください。
目次
1. 『Claude』と他生成AI(『ChatGPT』・『Gemini』)との違い(AXコンサルタントの体感)
『ChatGPT』に近い使い方もありますが、体感としてはエージェント寄りなことが特徴です。
▼特徴
- 必要な質問を『Claude』側から返してくれる
- その場で図解・表などを作って見せてくれる
- 必要なツールを自分でインストールして動く
- 単に「答える」より「一緒に作業する」感覚がある
2. 『Chat』 / 『Claude Cowork』 / 『Claude Code』 の違い・使い方
『Chat』 / 『Claude Cowork』 / 『Claude Code』 の違いは「どこで働くか」です。
【『Chat』 / 『Cowork』 / 『Code』の違い】
- 『Chat』(『claude.ai』)…チャットの中で働く
- 『Claude Cowork』…パソコンの中で働く
- 『Claude Code』…ターミナルで働く
用途の違いは以下の通りです。
【『Chat』 / 『Claude Cowork』 / 『Claude Code』の用途の違い】
- 『Chat』(『claude.ai』)…「単発の相談・壁打ち」「調べ物・思考の整理」「普段の出発点」
- 『Claude Cowork』…「ファイルを直接読み書き」「ブラウザ操作・自動実行」「プロジェクト管理」
- 『Claude Code』…「実装・自動化」「コマンド実行〜本番反映」「手順のskill化」

これらの違いを踏まえ、吉川は以下のように判断しています。
- 単発の相談(調べ物・壁打ち・その場で終わる話)の場合→『Chat』
- プロジェクトとして進める(情報を貯めながら、継続して取り組む)場合→『Claude Cowork』
- 実際に何かを作る(実装・自動化・一括処理・本番反映)の場合→『Claude Code』

では、それぞれの具体的な使い方を見ていきましょう。
【Chat】単発の相談・壁打ち・思考整理は『Chat』
普段の出発点となるのが『Chat』です。単発の相談や、その場で終わる話に適しています。

できること
- 単発の相談・思考の壁打ち(企画・文章・悩みごと)
- 調べ物・情報の整理
- 視覚的に整理したい・図解してほしい時に使うイメージ
デモ①:普段のチャット履歴(壁打ち → 図解までの流れ)
プロンプト例:
「来週、社内向けに『Claude活用』の勉強会を30分でやる。構成を一緒に考えたい。まず足りていない前提を質問して」
この指示に対し、『Claude』側が必要な情報を主体的に取ってきてくれます。

また、吉川は課題の分解などで図解機能を活用しています。
※デモの様子は公式YouTubeチャンネルで公開している「Claude、実際どう使ってる?— Chat / Cowork / Code 実践使い分け —」をご覧ください!
【Claude Cowork】プロジェクトとして貯めて進める『Claude Cowork』
継続して取り組む仕事や、情報を貯めながら進めるプロジェクトには『Claude Cowork』を使います。『Claude Code』と『Chat』の間という位置づけで、吉川が一番使っている方法です。


できること
- ファイルを直接読み書き
- ブラウザ操作・自動実行
- プロジェクト管理とローカルファイルの接続
- 非エンジニアでも強みを自動発揮できる
進め方(ローカル+セッションに貯める)
- プロジェクトごとにローカルフォルダを用意し、『Claude Cowork』に渡す。
- やりとり・成果物・参考資料をフォルダとセッションに蓄積していく。
- 回を重ねるほど文脈を理解した状態で作業してくれるようになる。
デモ②:実作業の肩代わり
「このプロジェクトにある会議メモと議事録を踏まえて次回のミーティングのアジェンダを作って」と命令すると、連携したフォルダから情報を取得して作成します。

※デモの様子は公式Youtubeチャンネルで公開している「Claude、実際どう使ってる?— Chat / Cowork / Code 実践使い分け —」をご覧ください!
デモ③:スケジュール機能
また、定例作業を設定して自動実行したり、ブラウザを動かして情報収集や入力作業を行わせたりすることが可能です。コピペやCSVエクスポートが不要となり、結果はローカルに保存されます。自分が動いている間に別の仕事を進められます。

※デモの様子は公式Youtubeチャンネルで公開している「Claude、実際どう使ってる?— Chat / Cowork / Code 実践使い分け —」をご覧ください!
『Claude Code』実装・自動化・一括処理は『Claude Code』
実際に何かを作る段階(実装・自動化・一括処理・本番反映)になったら『Claude Code』を使います。

できること
- コマンドを自然言語で聞くと何を打てばいいか教えてくれる
- /loopで繰り返し処理を回せる
- 手順のskill化
デモ④:自然言語からのコマンド実行とskill化
「写真素材フォルダの画像、全部横幅800pxにリサイズして軽くしたい。何を打てばいい?」と自然言語で命令すると、必要なコマンドを提示して実行・完了まで自動で行います。

一度作った手順は「このやり取りをスキル化して」と命令することでパッケージ化できます。トリガーを設定して「こういう時はこのskillを実行して」と命令することも可能で、『Claude』をどう使いこなすかにおいてskill化が重要となります。
※デモの様子は公式Youtubeチャンネルで公開している「Claude、実際どう使ってる?— Chat / Cowork / Code 実践使い分け —」をご覧ください!
3. 『Claude』活用におけるQ&A
Q1. セキュリティ面で気をつけるべきことは?
. まずは社内ルールを順守することが前提です。『Claude』に読み込ませるための専用フォルダを作成するなど、安全な環境を自分で構築して運用するとよいでしょう。
Q2. skillのパッケージはどのように使うか?
A. 前提として、skillは自分で命令するか、自動実行するかで設定します。例えば「ニジボックスのデザインシステムを参考にして資料を作る」というskillを作り、資料作成の際にそのskillを使うことを命令する、というように使います。
Q3. 同僚や部下からフィードバックを求められた時に『Claude』で行うことはできるか?
A. 可能です。資料をアップロードまたはフォルダから読み込ませてレビューを依頼し、その結果に対して自分がフィードバックしてブラッシュアップします。やり取りを通じてレビューの観点を『Claude』に学習させ、skill化することができます。後から「今までのやり取りをもとにskillをアップデートして」と命じて改善していくことも可能です。
まとめ・お問い合わせ
今回は、『Claude』の『Chat』『Claude Cowork』『Claude Code』の使い分けやskill化など『Claude』の実践的な使い方についてご紹介しました。
AI活用を単なる作業の部分最適で終わらせず、顧客体験と従業員体験を高める「BPR・事業インパクト」へとつなげるには、現場に定着するワークフロー構築とプロダクト設計が不可欠です。
ニジボックスでは、初期の課題特定からAI活用定義、プロトタイプ作成、テスト検証、そして現場展開・定着化まで伴走支援いたします。
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監修者
吉川 聡史
2011年11月にイラストレーターとしてニジボックスに入社し、クリエイティブ領域を中心にアニメーター、デザイナーなど幅広く担当。その後ディレクションに職域を広げていき、Webディレクターや映像ディレクターなどを経て、リクルートの新規事業の伴走や大規模案件においてのマネジメントなど複数経験し今に至る。 前職は漫画家。最新の技術(ツール)を用いた、AI×UXのあり方について技術検証を行い、それらの取り組みをXやnoteを使って発信。

