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UI UXとSEOとの関連性とは?SEO対策を行う際のUI UX設計のポイントなどを徹底解説!

更新日 2026.4.1
UI UXとSEOとの関連性とは?SEO対策を行う際のUI UX設計のポイントなどを徹底解説!

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UI UX、そしてSEOは、Webサイトにおいていずれも重要な概念であり、それぞれ関連性があります。
そのため、どちらも改善しないと、せっかくUI UXやSEOを改善しても、ユーザーにストレスを与えて、滞在時間が短くコンバージョンにつながらないケースも考えられます。

そこで本記事では、UI UXとSEOの関連性やSEO対策を行う際のUI UX設計のポイントなどについて詳しく解説します。

また、下記の記事ではWebデザインとSEOの関係性について解説しているので、こちらもぜひ併せてご覧ください。

UIとUXとは?

まずは、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)について解説します。
それぞれ混同されやすい言葉ですが、意味は大きく異なりますので、どのような違いがあるのか把握しましょう。

UIとは

UIとは、直訳すると「ユーザーとの接点」という意味になります。
WebマーケティングにおけるUIは、ユーザーがサイト内で目視できる全ての情報が対象です。

具体的には、ページのレイアウトやフォントサイズ、ボタンの配置や操作性などが挙げられます。Googleは検索結果表示順位の評価基準にWebサイトのUIを重要視しているため、SEOにおいてもUIは非常に重要といえます。

UIを設計する際には、ユーザーの使いやすさを追求する必要があります。
また、検索エンジンのクローラーがWebサイト内のコンテンツを検出・理解しやすくするため内部設定を最適化しなければなりません。

内部設定の一例として、適切な内部リンクを設定するといった方法があります。適切な内部リンクの設置で、ユーザーだけでなくクローラーがサイト内をスムーズに移動できるため、ユーザーとクローラーからの評価を高めることが可能です。

UIについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。

UXとは

UXとは、「ユーザー体験」を意味しており、ユーザーがWebサイトや製品、サービスを利用して得られる全ての経験を指します

例えば、自分の欲しい情報をすぐに見つけられる、使いやすくデザインが見やすい場合には、UXが優れていると評価できます。
他社との差別化を図るには、UXを意識することが重要です。

UXを改善することでユーザーの使い勝手の良いサイトとなるため、メディアのファンが増加し、問い合わせにつながりやすくなります。
また、ECサイトなどでは継続利用や購入の発生が見込めるため、売り上げの向上に結びつく可能性が高いです。

「ユーザー接点」であるUIも「ユーザー体験」であるUXの中に含まれており、UIが優れていると判断されればUXも評価されやすくなります。
そのため、UXを向上させるにはUIの改善も必要である点を把握しておきましょう。

UXについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

SEOとは

SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、「検索エンジンへの最適化」という意味です。
検索結果のページにおいて、上位にサイトが表示されるためのマーケティング手法の1つです。

GoogleやYahoo!などの大手検索エンジンに上位表示された場合、多くの人に会社を知ってもらい、自社サイトへの流入数も増やすことができます。

自社サイトへの流入が増えることで、サイトを閲覧するユーザーが増えることに加え、サイトからの収益が生まれやすく、質の高いユーザーをサイトに呼び込むことが可能です。

SEOについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

UI UXとSEOとの関連性とは

UI UXはユーザー満足度だけでなく、SEOにも影響を与えます。
そこで、SEO対策とUI UXとの関連性を見ていきましょう。

ユーザーの流入に着目すれば、SEO対策によってアクセスしたユーザーの満足度をUI UXで高められるでしょう。

GoogleはSEOに関してUXを重要視している

Googleは、2021年から2022年にかけて、SEOに影響する要素としてページエクスペリエンスを導入するアップデートを実施しました。さらに、2024年には評価項目であるCore Web Vitalsの指標もアップデートしています。

これらは、どちらもUXの向上がSEOにより影響するアップデートのため、GoogleがSEOにおいて、よりUXを重視する傾向にあるといえるでしょう。

実際、GoogleもページエクスペリエンスやCore Web Vitalsが検索結果に影響すると明言しています。

出典:

Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について

ページ エクスペリエンスが Google 検索の検索結果に与える影響について

例えば、Core Web Vitalsの指標を見てみましょう。

Largest Contentful Paint(LCP): 読み込みパフォーマンスの指標。ページの読み込みから2.5秒以内に表示させることが推奨されている。

Interaction To Next Paint (INP): 応答性の指標。ユーザーがクリックなどの操作をした際に、200ミリ秒未満で応答することが推奨されている。

Cumulative Layout Shift(CLS): 視覚的安定性の指標。意図せぬレイアウトのずれなどのスコアを独自に算出しており、そのスコアが 0.1 未満に収まることが推奨されている。

このように、UI UXを優れたものにすることは、SEOにとっても非常に重要といえます。

UI UXとSEOは対立するものではない

そもそもUI UXとSEOは対立する考え方ではありません。例えば、SEOを目的として優れたコンテンツを制作することは、訪問したユーザーのUXをより良いものにする施策の一つともいえます。

GoogleがUI UXを重視する傾向にあるのも、ユーザーに良い体験を提供するWebサイトにより多くの人が訪問してほしいという想いがあるからです。

SEOで流入が増えたところで、UI UXが優れていなければすぐに離脱され、コンバージョン獲得には至りません。UI UXとSEOは「SEOにとって良いことはUI UXにとっても良い」「UI UXにとって良いことは結果的にSEOにとっても良い」という相関がある関係性といえるでしょう。

SEO対策としてUI UXを改善するために確認すべき指標

次に、SEO対策としてUI UXを改善するために確認すべき指標を見ていきます。
一度に全ての指標を改善することは難しいため、1つずつ取り組むことをおすすめします。

エンゲージメント率

ユーザーが、WebサイトやSNSにおいて、コンテンツに興味を持ち、何かしらのアクションを起こすことをエンゲージメントといいます。

Webサイトの訪問者のうち、どの程度のユーザーがエンゲージメントしたか(=エンゲージメント率)は、重要な指標です。エンゲージメント率が高ければ高いほど、優れたUI UXを持っているといえますし、SEOにおいても重要な指標となります。

GA4でのエンゲージメントは下記の行動のいずれかを取ったユーザーを指します。

  • 10 秒以上セッションを継続する(10秒未満で離脱しない)
  • コンバージョンなどのキーイベントが発生する
  • ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生する(ユーザーが2ページ以上閲覧する)

エンゲージメントするユーザーが増えるように、導線やコンテンツの見せ方などを工夫していきましょう。

平均エンゲージメント時間

平均エンゲージメント時間とは、ユーザーがページを実際に閲覧・操作した時間の平均をいいます。

以前のユニバーサルアナリティクス(UA)指標でいう滞在時間に近い概念が、この平均エンゲージメント時間です。滞在時間は、そのページを開いている時間が計測されますが、平均エンゲージメント時間は、前面表示させている時間のみ計測するという違いがあります。

平均エンゲージメント時間が長いということは、それだけコンテンツやWebサイトそのものに興味を持っているユーザーが多いということを示唆しています。コンテンツの質を追及することはもちろん、短時間で離脱してしまうユーザーを減らすためにUIに工夫を凝らすことも重要です。

ページの表示速度

ページの表示速度が遅いとユーザーがストレスを感じてしまうため、ページから離れやすくなってしまいます
また、直帰率や離脱率にも大きな影響を及ぼすため、改善が必要です。
ページの表示速度が遅いページは評価が低くなることは、2018年にGoogleの公式ブログで正式にアナウンスされています。

前述した通り、現在のGoogleは単にページが開く速さだけでなく、Core Web Vitalsという指標を用いて、読み込みのパフォーマンスや視覚的な安定性をチェックしています。

 例えば、先ほど触れたCLSが悪い状態、つまり読み込みの途中でボタンの位置がズレて誤クリックを誘発してしまうようなページは、ユーザーにとってストレスである、SEO評価にも悪影響を及ぼします。ページの評価を落とさず、ユーザーにストレスを感じさせないために、ページの表示速度や画面の安定性はツールでしっかり確認しておきましょう
ページ速度チェックツールとしては、Googleが提供している『PageSpeed Insights』を使えば、無料ですぐにページ速度を調べられます。
速度を計測できるだけでなく、改善の提案も行ってくれるなど便利なツールです。無料で利用できるため、一度試してみるとよいでしょう。

SEO対策を行う際のUI UX設計のポイント8点

先に記載したように、SEO対策を実施してWebサイトを上位表示させるには、UI UX設計も考慮しなければなりません。
そこで、UI UXを設計する際のポイントなどを分かりやすく解説します。

UIUX SEO_SEO対策のUIUX設計のポイント

1.サイトの運用目的に合った設計にする

ただ単にサイトを作るのではなく、サイトの運用目的に合わせてUI UX設計を行うことが重要です。
例えば、商品の販売をWebで行う場合にはECサイトに適したUIとして、商品についての説明やレビューや注文ボタンを盛り込むといった設計が求められます。

このようにサイトごとの運用目的を把握しつつ「ユーザーがどんな目的で検索してきたか(検索意図)」を考慮することが重要です。検索意図に応じた最適なコンテンツを提供することで、Googleからの評価も得やすくなります。

2.ユーザーが求める情報を探しやすくする

UI設計では、ユーザーがサービスやWebサイトを利用した際に優れた利便性を感じてもらうようにすることが重要です。
そのため、ユーザーが「普段から使い慣れているデザイン」「潜在的に意識しているデザイン」を考慮する必要があります
ユーザーの潜在意識を考慮していないUI設計は使いにくいだけでなく、直感的に分かりづらい設計となります。

UXを向上させるには、ユーザーが求める情報を探しやすい状態に整える必要があります。
ただし、欲しい情報だけを提供するコンテンツではエンゲージメント率の改善にはつながりにくいため、ユーザー満足度が向上するような工夫が必要です。

ユーザーがサイトで欲しい情報を得た後は、一般的に次のような行動をとります。

  1. ブラウザバックして、サイトを離脱する
  2. 関連情報が気になったため、サイト内部の関連記事を閲覧する
  3. 問い合わせや資料ダウンロードを行う
  4. 購入などのアクションを起こす

1の場合では、エンゲージメント率が下がってしまうため、2のケースに誘導する必要があります。
そこでエンゲージメントを高めて平均エンゲージメント時間を長くするためには、コンテンツ内でユーザーが潜在的に求めている関連情報や記事を閲覧しやすいようなUI設計を行いましょう。

2のケースに誘導できれば、3や4のケースに結びつく可能性が高まります。

3.専門性・信頼性の高いコンテンツを意識する

検索エンジンは、コンテンツの専門性や信頼性などを重視してコンテンツを評価しています。これらはGoogleが掲げる評価基準「E-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)」に関わる重要な要素です。UI UXの質の向上、SEO対策には、提供するコンテンツの専門性・信頼性を意識する必要があります

専門的で信頼できる情報をユーザーに提供するには、情報元が官公庁や地方自治体などとなっている情報を活用しましょう。
また、出典や引用の表示、引用先に外部リンクを入れることも有効です。     

一般人のブログやソース不明の情報サイトを参考にしてしまうと、誤った情報を拡散するリスクがあるだけでなく、UXが低下する可能性もあります。

ユーザーから専門性・信頼性が高いとみなされた場合、多くのサイトで活用されやすくなるため、外部からの被リンクを獲得できるというメリットもあります。

4.見出しを分かりやすくする

見出しは、ユーザーがどの情報を見ているか把握するうえで重要なファクターです。
コンテンツに目を通す前に、目次を見て自分に必要な情報があるかを判断するユーザーも存在します。
そのため、ユーザー目線に沿った見出しを設定すれば、コンテンツ全体が読まれやすくなるといえるでしょう。

また、Googleはタイトルや見出しの情報を読み取ってキーワードの関連性やページの構造を判断します
そのため、見出しを分かりやすくし、適切なキーワードを見出しに含めることは、検索エンジンに構造を正しく伝えるクローラビリティの向上につながり、ページの評価が高まることが期待できます。
ただし、見出しが多すぎるとユーザーが見づらくなるため、適度な見出しの数に調整することも大事です。ユーザーと検索エンジンの両方にとって、「一目で内容が伝わる見出し」を目指しましょう。

5.テキストサイズや行間を考慮する

サイトの文章が読みづらいとユーザーにストレスを与えかねないため、テキストサイズや行間を適切に調整しましょう。
重要な箇所の文字を太くしたり、文字の色を変えたりする工夫を行えば内容が理解しやすくなるでしょう。

他にも広告の位置やサイズを調整する、文字だけの画像を配置するなどの方法もおすすめです。

6.関連記事へのリンクを設置する

サイトのコンテンツ内に関連記事へのリンクを設置することで、ユーザーのさらなる悩みやニーズに応えやすくなります。

自サイト内のページ同士をつなぐリンク(内部リンク)を適切に整えることは、サイト内の回遊性を高め、平均エンゲージメント時間の増加などのSEOへの好影響が期待できます。

また、内部リンクを充実させることで、検索エンジンにクロールされやすくなるため、ユーザーの利便性を高めると同時に、Webサイトが高く評価されるようになると期待できます。

7.レスポンシブ対応は必須

ユーザーを意識したUI設計では、レスポンシブ対応は必須です。
レスポンシブ対応とは、パソコンやスマホなどデバイスの種類ごとに適したレイアウトに調整する機能です。

レスポンシブ対応を行っていないと、ユーザーが使いにくさや見にくさなどのストレスを感じてしまいます。
またスマホ表示用の検索結果にインデックスされないデメリットもあります。

レスポンシブWebデザインについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

8.ページの読み込みが遅くならないようにする

ページの読み込みや表示速度はUXを左右する重要な要素です。表示が遅いとユーザーは即座にサイトを離れてしまい、エンゲージメント率の低下やSEO評価の悪化につながります。

対策として、データ量の大きい画像の圧縮や配置の工夫が有効でしょう。前述したCore Web Vitalsの改善を意識し、ツールを活用しながら、ユーザーにも検索エンジンにも評価されるサイトを目指しましょう。

UI UX変更には検索順位低下のリスクがある

検索順位は、Googleのアルゴリズムで決定されます。
しかし、通常のUI UX設計ではアルゴリズムからの認識や評価は考慮されません。
そのため、SEOを考慮しつつUI UXの改善を行うことを意識しなければなりません。

検索順位低下のリスクとなる具体的な事例は次の通りです。

  • サイト構造を変化させたことで一時的に順位が下がる
  • サイトリニューアルなどでメインコンテンツの内容が減少したため、順位が低下する
  • データ容量が大きい動画ファイルや画像などを圧縮せずに使用したため、ページスピードが下がり順位が低下する

また、評価されていた要素を変更した場合にはコンテンツ内容が劣化したとアルゴリズムに判断されるケースもあるため、UI UXの変更が検索順位に良い影響をもたらすとは限らないということも知っておきましょう。

リスクへの対応方法

検索順位低下のリスクに関しては、適切な対策を行えば回避できます。
基本的な対策としては、すでにアルゴリズムから評価されている要素を変更しない方法が挙げられます。
具体的には、以下のような方法があります。

  • レイアウトやサイトの骨組みなどの変更は専門家からFBを受けながら進める
  • サイトリリース時は変更を段階的に行い、検索順位を確認しつつリリースしていく

このような方法ならば、良い評価を受けている要因を維持したうえで、UI UXの改善が可能です。
ただし、一時的に検索順位が下がった場合でも、長期的に見るとSEOが良くなるケースもあるため、ユーザー目線に立って見やすいサイトにすることは重要です。

まとめ

UIとUXは、ユーザーの満足度や検索エンジンからの評価に関わる重要な要素です。
SEO対策も検索エンジンの検索結果の上位にサイトを表示させるために必要な施策となります。
また、それぞれの関連性を把握すればより効果的にWebサイトを改善できるでしょう。

しかし、UI UXの改善を行う際には検索順位が低下するリスクがある点に注意しましょう。
リスクを回避するためにはSEOを考慮して改善を行い、アルゴリズムから評価されている要素を変更しないことが大切です。

ただ、自社独自でSEOへの影響とUXを考慮したUIの改善を両立させるのは、容易なことではありません。

ニジボックスでは、認知的ウォークスルーのような手法を用いたプロダクト評価・課題抽出から、具体的なUI UX改善までをワンストップでご支援しております。リクルートの新規事業研究機関から誕生した経緯があり、UXデザインやデザイン思考をはじめとするさまざまなビジネス手法を実際にリクルートの事業でも数多く実施し、検証を重ねてきております。

SEO評価への影響を考慮し、UXの向上を目指したサイト作りをご検討の方は、お気軽にお声がけください!

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監修者

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監修者_丸山潤

丸山 潤

元ニジボックス 執行役員、TRTL Studio株式会社 CEO、その他顧問やエンジェル投資家として活動

コンサルティング会社でのUI開発経験を持つ技術者としてキャリアをスタート。リクルートホールディングス入社後、インキュベーション部門のUX組織と、グループ企業ニジボックスのデザイン部門を牽引。ニジボックスではPDMを経てデザインファーム事業を創設、事業部長に就任。その後執行役員として新しいUXソリューション開発を推進。2023年に退任。現在TRTL Venturesでインド投資・アジアのユニコーン企業の日本進出支援、その他新規事業・DX・UX・経営などの顧問や投資家として活動中。

note: junmaru228