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DXの成功事例を紹介!ニジボックスの実案件をもとに成功ポイントも具体的に解説

DXの成功事例を紹介!ニジボックスの実案件をもとに成功ポイントも具体的に解説

ニジボックスの開発案件事例をご紹介!


近年、DXは単なるIT化の枠を超え、「2025年の崖」と呼ばれる経済損失の回避はもちろんのこと、競争力強化、新たな価値創出、そして深刻化する人手不足への対応まで、企業の未来を左右する極めて重要な経営戦略として、その重要性を増しています。そこで、今回はニジボックスが実際に成功させたDX事例をもとにDXを成功させるポイントを具体的に紹介していきます。

DXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を駆使して、企業がビジネスモデル、組織、そして文化そのものを根本から変革し、競争上の優位性を確立することを指します。

2022年9月に改訂された経済産業省の『デジタルガバナンス・コード2.0』では、DXの定義を次のように定めています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

経済産業省『デジタルガバナンス・コード2.0』

このように、DXは単なるデジタル化とは一線を画し、企業が生き残り、成長していくために不可欠な戦略と言えるでしょう。

DXについては以下記事でも紹介しておりますのでぜひご覧ください。

冒頭で触れた「2025年の崖」についても解説しています。参考にしてください。

ニジボックスにおけるDX案件事例

今回は、企業におけるDXの成功事例をニジボックスの実案件から紹介します。

株式会社リクルート(ブライダル総研):紙教材で行われていた講座の支援ツールのDX推進

本プロジェクトでは、株式会社リクルート様(以下「リクルート様」)のサービス「ライフデザイン講座」の支援ツールにおけるビジネス検討からモダンフロントエンド開発を採用した開発支援を行いました。

・サービス概要

ライフデザイン講座は、仕事、結婚、出産、家族などのライフイベントを軸に、自分の人生を長期的な視点で考え、自律的選択をするためのヒントを見つけるための講座です。

各地の学校や企業にて開催されています。

詳細は以下サービスサイトをご覧ください。

https://souken.zexy.net/lifedesign.html

・課題

リクルート様はライフデザイン講座を紙教材で展開されており、以下のような課題に悩まれていました。

– 紙教材では再利用やデータ蓄積ができず、運用コストも高い

– 多様な受講者の価値観を前提にした講座構成が必要で、受講者に合わせた汎用(はんよう)的なツールが求められていた

– 回答結果の集計や振り返りの効率化も課題だった

その中で、「自分らしい人生を描く体験をスムーズに実現。拡張性ある講座支援ツールを開発すること」をミッションにニジボックスが開発支援を実施しました。

・成果

紙教材ならではの課題に対し、ニジボックスは設問テンプレート単位で講座を柔軟に構成できる仕組みや、受講データの保存・再利用が可能なデジタルツールをフルスクラッチで開発することで、講座の目的や対象に応じた柔軟なカスタマイズを可能にしました。

結果として、講座ごとに内容を最適化しやすくなっただけでなく、受講者データの蓄積や分析といった、デジタルならではの活用にもつながる仕組みを実現しました。 

ニジボックスのコーポレートサイト内にある実績ページでは、具体的な取り組みについて画像を交えながらより詳細に記載しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。

株式会社リクルート(ブライダル総研):紙教材で行われていた講座の支援ツールをDX化

DX案件を成功させるポイントとは?

ここからは、上記で紹介した事例から成功のポイントを具体的に解説していきます。

解説するポイントは以下6点です。

  • サービスの目的に合わせたステートメント整理
  • 紙面上と比較した際のブラウザ上の制限を考慮したデザインプロトタイプの作成
  • デザインと並行したシステム面の設計
  • フルスタック開発による効率化と品質向上
  • 実運用に基づくテストで高品質システムを実現
  • 継続したエンハンス対応によりビジネス成長を実現

順番に解説していきます。

サービスの目的に合わせたステートメント整理

要件整理フェーズでは、リクルート様とのヒアリングを通じ、ビジネスコンセプト・現行の運用方式・それらに対する課題を把握しました。

また、実際の『ライフデザイン講座』も受講し、これらの情報を「ステートメントシート」にまとめることで、デジタル化の狙いや範囲、ビジネスの骨組みを明確に定義しました。

その後、デジタル化後の業務フローを作成し、新しい運用についてリクルート様と共に設計・デジタル化の方向性を決定させたことで、要件定義工程へスムーズに移行することができました。
このように、ヒアリングや実体験を通して、クライアントとの協働によるビジネスコンセプトの明確化とデジタル化戦略の策定を実現しました。

紙面上と比較した際のブラウザ上の制限を考慮したデザインプロトタイプの作成

限られた講座時間の中でも、受講者が「無理なく・楽しく・自分の人生を考えられるように」という思いを実現するため、デジタル化後のデザイン検討は重要課題でした。

ブラウザ上の操作となると、どうしても紙を使った講座より自由度が下がってしまいます。それでも「楽しさ」を感じながら講座に取り組んでもらえるように、親しみやすいUIを検討しました。また、デザインツールのFigmaを使用してデザインプロトタイプを作成し、クライアントに具体的なデザインと操作感を体験してもらうことで、フィードバックが得やすくなり、画面仕様を詳細に効率よく決定していくことができました。

デザインと並行したシステム面の設計

上記プロトタイプの作成と並行して、データ設計などシステム面の設計も実施しました。

上流工程で多くの改善点を見つけ、システム基盤の設計を固めることで、後工程での大きなフィードバックや手戻りを防ぎ、プロジェクト全体をスムーズに進行させることができました。

フルスタック開発による効率化と品質向上

今回、設計、実装、開発環境を含むインフラ構築、テスト、納品までをフルスタックで対応しました。

限られた時間で複雑な仕様を実現するため、手戻りを最小限に抑えることを目指し、フロントエンドとバックエンドのスムーズな連携を図るために詳細設計に注力しました。

また、生産性と品質向上のためのツールも導入し、作業者が実装に専念できる環境を整えました。

さらに運用面では、不定期な講座開催に対応した自動運用システムの構築を行い、人の手を介さずにアプリケーション性能を担保できる仕組みを実現しました。

これにより、運用コストの削減とアプリケーション性能の両立を実現しました。

なお、具体的に導入したツールなどの詳細は以下ニジボックスのコーポレートサイト実績ページ内の項目「ソリューション03 フルスタック開発による効率化と品質向上の取り組み」をご覧ください。

株式会社リクルート(ブライダル総研):紙教材で行われていた講座の支援ツールをDX化

実運用に基づくテストで高品質システムを実現

システムの品質を確保するため、システムテストに加えて実際の運用業務に基づいたシナリオテストと負荷テストを実施しました。これにより、機能の正確性とパフォーマンスを確認し、実運用に耐えうる堅固なシステムを構築しました。

継続したエンハンス対応によりビジネス成長を実現

初期構築では最小限の機能でシステムを立ち上げ、運用を通じて浮かび上がった課題に対してエンハンス対応を行っています。エンハンス時には要件定義から開発まで一気通貫で進めますが、ビジネスの成長を目指し、費用対効果を考慮しながらも「楽しい! ワクワクする!」と感じられる機能を提案させていただきました。
このように、ニジボックスではリリースまでの単発での支援だけでなく、クライアントのビジネス課題に長期的に取り組むことを大切にし、DXを成功させています。

まとめ:DX案件を成功させた6つのポイントをおさらい

今回はニジボックスのDX案件成功事例をご紹介し、実案件をもとに成功させるポイントを解説していきました。

成功に至ったポイントは以下の通りです。

  • サービスの目的に合わせたステートメント整理
  • 紙面上と比較した際のブラウザ上の制限を考慮したデザインプロトタイプの作成
  • デザインと並行したシステム面の設計
  • フルスタック開発による効率化と品質向上
  • 実運用に基づくテストで高品質システムを実現
  • 継続したエンハンス対応によりビジネス成長を実現

自社のDX推進において、今回紹介した一例を参考にしつつ、上記ポイントを取り込むことをおすすめします。また、ニジボックスがご相談にのることも可能です。以下よりぜひお気軽にお問い合わせください。

その他のニジボックスの開発実績

ニジボックスでは、企業のDX案件のほかにも、さまざまな開発プロジェクトに多数取り組んできました。上記で紹介した成功事例以外にも、さまざまな業界やニーズに応じた開発実績を積み重ねています。

さらに詳しい実績については、以下のリンクからご覧いただけます。

また、ニジボックスの開発実績をまとめた資料もご用意しています。

ぜひダウンロードしてご覧ください。

開発実績資料_ニジボックス

なお、ニジボックスでは顧客満足度を重要なKPIとして位置づけており、アンケートを定期的に取得しています。

2024年度の受託制作65案件で、75名のお客様から回答いただいた結果、0から10の11段階の評価(10を最高評価とする)で7点以上が91%といった高評価をいただきました。評価をいただいた点を継続しつつ、ご意見をいただいた点は組織全体で真摯(しんし)に受け止め改善策を検討、実行し、提供価値の向上に努めています。

ニジボックスのアンケート結果を表した円グラフ

このように、顧客満足度を重視することで、より良いパートナーシップを築き、プロジェクトの成功につなげています。

これらの資料を通じて、私たちの取り組みや成果をぜひご確認いただき、今後のプロジェクトにおいてもご一緒できる機会があれば幸いです。

以下よりぜひお問い合わせください。

監修者
監修者_古川陽介
古川 陽介
株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 グループマネジャー 株式会社ニジボックス デベロップメント室 室長 Node.js 日本ユーザーグループ代表

複合機メーカー、ゲーム会社を経て、2016年に株式会社リクルートテクノロジーズ(現リクルート)入社。 現在はAPソリューショングループのマネジャーとしてアプリ基盤の改善や運用、各種開発支援ツールの開発、またテックリードとしてエンジニアチームの支援や育成までを担う。 2019年より株式会社ニジボックスを兼務し、室長としてエンジニア育成基盤の設計、技術指南も遂行。 Node.js 日本ユーザーグループの代表を務め、Node学園祭などを主宰。

X:@yosuke_furukawa
Github:yosuke-furukawa