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グロースハックをアプリに活用しよう!成功させるコツを解説!!

公開日 2024.5.22
グロースハックをアプリに活用しよう!成功させるコツを解説!!

世の中には同じジャンルのアプリが無数に存在するため、アプリユーザーの入れ替わりは激しく、新規ユーザーの獲得やアクティブユーザーの引き止めに向けてライバル企業は日々分析、研究しています。アプリをユーザーに利用してもらうためには、グロースハックという考え方が重要です。

本記事ではグロースハックの考え方やAARRRというグロースハックの手法、アプリのグロースハックを成功させるコツを網羅的に解説します。ぜひ最後までご覧ください。

そもそもグロースハックとは?

グロースハックによる改善サイクルの図。時計まわりに、「アプリを開発する」「仮説を立てる」「実践・効果を測定する」「アプリの改善をする」

グロースハックとは、「プロダクト成長のための継続的な検証・改善」を指す考え方です。

アプリ開発でも、グロースハックの考え方が活用されています。

かつてはアプリをリリースしたら、広告にお金をかけてたくさんの方に認知させて購入させるのが主流でした。しかし、顧客のニーズが細分化された現在はリリース後に顧客データをとって顧客に最適なアプリにするよう、改良を加え成長させていくことがスタンダードになりつつあります。

グロースハックには成功例があり、リリース当初のホーム画面を顧客のニーズに合わせて整えたところ、ダウンロード数が急増した報告があります。

グロースハックについては下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

アプリにグロースハックが必要なのはなぜ?

アプリにグロースハックが必要なのは、新規ユーザーの獲得と既存のユーザーの満足度を高め、アプリの利用と収益の増加を継続的に実現するためです。

アプリの持続的な成長を実現するためには、以下の2つの方法があります。

①新規でダウンロードをしてもらう

②すでにダウンロードをしてくれている方に長く使ってもらう

グロースハックは②の場合で用いられており、ユーザーがアプリから離れないようにするために行います。

グロースハックのフレームワーク「AARRR」とは

AARRRモデルの図

AARRRとは?

グロースハックを実践するにあたって、AARRRという考え方があります。

AARRR(アー)はサービスの成長を表す5つの段階の頭文字です。2000年代にインターネットサービスに関連した起業が一大ブームでした。AARRRはベンチャーキャピタルである500 Startupsの創業者ディブ・マクルーアが提唱しました。

ちなみに「アー」と読ませるAARRRは、インターネットサービスの起業ラッシュを大航海時代と例え、海賊たちの雄たけびをもとにしてつけられたと言われています。

AARRRを使うメリットは5段階ごとにKPI(業務の経過をチェックする指標)を置き、分析や監視をしながら持続的な成長戦略を立てられることです。

AARRRモデルについては下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

アプリのグロースハックを成功させる3つのコツ

グロースハックを成功させるためには、以下の3つのコツを意識するとよいでしょう。どれもすぐに行動に移せるものばかりなので、参考にしてみてください。

1. ユーザーにとってのアプリ導入のメリットを与える

スマートフォンは今ではなくてはならないデバイスの1つです。

アプリを導入することのメリットを考えることが、グロースハックを成功させるコツの1つです。以下で、具体的なやり方を提案します。

  • 自分がよく使うアプリを見て、なぜよく使うのか考える
  • 自分がダウンロードしたのに、使っていないアプリはなぜ使わなかったのかを考える

自分がアプリを利用する立場として考えると、改善点が見えやすいでしょう。

2. ASOを万全にする

ASO(アプリストアの最適化)とはアプリストアで検索された際の上位表示を目指すこと、アプリ詳細ページからダウンロードを促す動線の分かりやすさを指します。

ASOを万全にすることでアプリのレビューに影響し、新規ユーザーや紹介で獲得できるユーザー数に影響します。SEO対策などが注目されがちですが、炎上への対応やユーザーのフィードバックなどリリースした企業の誠実な対応もASOを万全にする内容の1つです。

3. 使用者のリテンション率を改善する

リテンションとはダウンロードから一定期間以内にアプリを1回以上訪問することです。

アプリはユーザーがダウンロードして終わりではなく、継続して利用してもらうことに意味があります。たとえば90日間でどのくらいアプリを利用したかチェックすることで、リテンション率が調べられます。

リテンション率が低いほどアプリから離脱してしまう方が多いため、なぜ離脱したのかを分析することがリテンション率を改善するヒントになるでしょう。

まとめ

グロースハックとは、新規のユーザー獲得をはじめとしたアプリをたくさんの方に長く利用してもらう仕組みのことです。

本記事では、グロースハックの考え方やアプリのグロースハックを成功させるコツをお伝えしました。

アプリをダウンロードしているあなたもアプリのユーザーの1人です。自分ならどのような機能があったら使い続けたいか、使いたくないかと身近なところから成功例をヒントに考えてみてください。

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監修者
監修者_丸山潤
丸山 潤
元ニジボックス 執行役員、TRTL Studio株式会社 CEO、その他顧問やエンジェル投資家として活動

コンサルティング会社でのUI開発経験を持つ技術者としてキャリアをスタート。リクルートホールディングス入社後、インキュベーション部門のUX組織と、グループ企業ニジボックスのデザイン部門を牽引。ニジボックスではPDMを経てデザインファーム事業を創設、事業部長に就任。その後執行役員として新しいUXソリューション開発を推進。2023年に退任。現在TRTL Venturesでインド投資・アジアのユニコーン企業の日本進出支援、その他新規事業・DX・UX・経営などの顧問や投資家として活動中。

X:@junmaruuuuu
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