【File.01】新人WEBディレクターが先輩に聞いた。「WEBディレクターに必要なものは◯◯魂」
こんにちは。
2016年の春よりWEBディレクターをしてます。タナカです。
新卒でWEBディレクターという職業に就かせていただきましたが日々、次々と現れる業務や用語を覚えることに必死になっております。
覚えることが多すぎてWEBディレクターとして今、何をしないといけないのか悩みがつきないこの頃。
ふと、ニジボックスの先輩ディレクターの話を聞いてこの悩みを解決したいと思いました。
そこで先輩の行きつけのお店で新人WEBディレクターがあれこれ聞くインタビュー企画をクリエイティブブログにて更新していきたいと思います。
今回は自分が所属するディレクターチームでリーダーをされているWEBディレクターの上野さんに付いていきました。
目次
一度、会社を辞めてわかったこと
(写真上:上野さん 写真下:タナカ)
タナカ:よろしくお願いします。
直属の先輩と一対一で仕事以外の場所で話すのすごく緊張します(笑)
上野さん:そうなんだ(笑)
まあ頑張ってね。よろしくお願いします。
タナカ:改めて簡単に自己紹介からお願いします。
上野さん:上野です。
出身は福岡県の北九州です。
職種はwebディレクターです。
タナカ:今日連れてきていただいたお店すごく良い雰囲気ですけど、どういう行きつけのお店ですか?
上野さん:ここは大学で同じサークルだった友達が経営するお店で、休日とかにふらっと来るね。
タナカ:そういえば、上野さんって大学では何を勉強されていたんですか?
上野さん:大学は関西の大学にいて、ずっとフランス文学を学んでたよ。
タナカ:なぜフランス文学だったんですか?
上野さん:きっかけは幼い時にフランス住んでいて、フランスが好きだったからかな。
タナカ:フランス文学を学んでいて、どうしてニジボックスで働くことになったんですか?
上野さん:フランス語を使って一生仕事したいと思ってもなかったけど、自分の経験が生かせると思って就活当初は商社をいくつか受けたかな。
ただ、商社のキャリアプランって、自分がイメージしたものと違っていてその時に自分はスピード感を感じられる仕事に興味があることに気がついたんだよね。
そんな時に出会ったのがニジボックスだったね。
タナカ:上野さんも全然ITと関係ないところからの出身だったんですね。
それからディレクターとして今みたいになったんですか?
上野さん:はじめは営業をしてたよ。
でも、一年少し続けて会社を辞めた(笑)
タナカ:え…会社をやめた、それはなぜですか?
上野さん:入社当初は、企画とそれを実際に提案できる仕事がしたくて営業をしていたけど一年くらいでゲームプランナーに部署異動になって、仕事がガラッと変わったことがきっかけかな。
ゲームプランナーとして、企画を次々に提案したけどユーザーに全く刺さらなかった経験をしたね。
そういう日が続いたこともあって、自分の目標とかやりがいを見いだせなくなって、そのまま会社を辞めたね。
タナカ:会社を辞めてからはどうしてたんですか?
上野さん:地元に帰って、色々な職を転々として2年くらい迷走してたね(笑)
でも、ある日同期だった営業から「ニジボックスに戻ってこない?」って電話が来たんだよ。
タナカ:それは何でですか?
上野さん:その時、ニジボックスでWEBディレクターが全然いなかったらしくて、社内の会議で「上野って元気にしてるのかな」って話になって連絡がきたんだよね。
タナカ:その時の心境ってどうでしたか?
上野さん:ちょうど自分もその時、九州で働いていた仕事に対して充実感を感じられていなかった時期だったし、何より、仕事を転々として気づいたのがニジボックスで働いていた時が一番、仕事に充実感を感じられていたことを思い出したね。
あと、2年たってもニジボックスが私のことを覚えていてくれて、声をかけてもらったことがすごく嬉しかった。
タナカ:ニジボックスに戻ってから、webディレクターという今まで経験したことない仕事にどうやって向き合っていったんですか?
上野さん:戻ってすぐは全然仕事ができない日もあって、会社もガラッと変わっていたから大変だったけど、業務時間の合間を縫って、ずっと勉強してたね。
タナカ:どんな勉強をされたんですか?
上野さん:この業界ってチャットツールやメールでやりとりすること多いから、
色んな案件のその時の先輩ディレクターの仕事の進め方をこっそり見てた感じかな。
あと、わからない用語とかバグとか事例が気になったら、そのたびにエンジニアの人へ聞きに行って分からないことを日々ひとつずつ無くすようにしてたね。
WEBディレクターにとって必要なもの
タナカ:ずばり、上野さんがディレクターとして必須と思うスキルってありますか?
上野さん:それはゴシップ魂だね!
タナカ:ゴシップ魂とは?
上野さん:色んなことに興味を持って、首をつっこんだり覗き見ようとする精神のことだよ。
タナカ:それはなぜですか?
上野さん:つい仕事に慣れない内は、自分が抱えている案件のことでいっぱいになりがちだと思うんだよね。
でも、他の人の案件とか、会社の色んな案件の進め方とかトラブルに興味を持つことで自分だったらどう制作指示するだろうとか、なんでこの案件は開発や制作が難しいのかを知ることができる。
そうすれば、次に自分が今までしたこともない案件をする時でも、今までの自分に培ったものと先輩たちが別の仕事で得た知見を組み合わせて仕事することができるんだよね。
そういう意味で、どんなことも自分事のように興味を持つ「ゴシップ魂」が必要だと思うよ。
タナカ:「ゴシップ魂」すごく勉強になります。確かに今の自分に欠けていた考えでした。
「面白い」とは何か
タナカ:ニジボックスって面白いことに貪欲な会社じゃないですか。そんな中で上野さんが考える「面白い」ことって何ですか?
上野さん:難しいなあ(笑)
でも、私は「編集」することかな。
今、目の前のクライアントやその先のエンドユーザーが何を欲しているのか、それに対して、何が課題か、何が価値か、何ができるかを考えて、それを整理・編集して、モノづくりをすることが大好きだね。
タナカ:僕も仕事の中で自分の「面白い」ことに早く気づけるように頑張ります。
ありがとうございました。
今日の振り返り
無事に上野さんへのインタビューを終えることができました。
正直、会社の直属の先輩と話すことに始めはすごく緊張していましたが、直接お話しさせていただくことで自分の悩みもいつかの空に飛んでいくくらい、勉強になること盛りだくさんでした。
本日の学び3箇条
- 仕事に充実感を持つ!
- ゴシップ魂を身につける!
- 自分だけの仕事の「面白い」を見つける!